GREENER CLEAN PROJECT

スコッチ・ブライト™ グリーナー
クリーン製品シリーズ紹介

リサイクル素材や植物由来の素材を使用しながらも、丈夫で長持ちし、優れた洗浄力を実現。
スコッチ・ブライト™ グリーナークリーン製品 シリーズで
“キッチンから考える環境対策”始めてみませんか?

ネット部分にトウモロコシ由来の繊維を99%以上使用。
キズつけずに汚れを落とす。

トウモロコシ由来の繊維を採用。数多くの繊維を一つにまとめた糸を使用しているため洗浄力に優れ、水切れが良いのが特長です。

スコッチ・ブライト™ 
グリーナークリーン
PLAメッシュネット

GC-PLA MN素材:PLA

ネット部分にトウモロコシ由来の繊維を採用。数多くの繊維をまとめた糸を使用しているため洗浄力に優れ、たっぷり泡立ちます。

スコッチ・ブライト™ 
グリーナークリーン
PLAネットスポンジ

GC-PLA NET素材:PLA、ウレタンスポンジ

100%植物由来のセルローススポンジ使用。
不織布部分はリサイクル繊維100%使用。

100%再生ポリエステル繊維使用の不織布と、100%植物由来の原料でできたセルローススポンジを貼り合わせました。吸水性や吸油性、油離れがよいため油汚れに強く、乾燥が早いのが特長。研磨粒子がついた「ハードな汚れを落とすタイプ」は、鉄鍋やフライパンなどのコゲやこびりつきをスッキリ落とし、研磨粒子なしの「キズつけないタイプ」は、食器やグラスなどにおすすめです。

スコッチ・ブライト™ 
グリーナークリーン
セルローススポンジたわし

ハードな汚れを落とすタイプ 
GC-HD素材:ポリエステル不織布
(研磨粒子つき)、
セルローススポンジ
(植物繊維素)

スコッチ・ブライト™ 
グリーナークリーン
セルローススポンジたわし

キズつけないタイプ 
GC-NS素材:ポリエステル不織布、
セルローススポンジ
(植物繊維素)

スポンジ博士 3M 原井氏に聞く「あなたの知らないスポンジの世界」

スリーエム ジャパン イノベーション株式会社 コンシューマービジネスグループ技術部 アドバンストスペシャリスト原井 敬(はらいさとし)

プロフィール

2000年スリーエムジャパン入社、テープ接着剤技術部の開発担当を経て、コンシューマービジネスグループ技術部にてスコッチ・ブライト™ 製品の開発、改良に携わる。
これまでに試してきたスポンジは8000個以上。
過去には開発の過程で多くの人にスポンジ型の紙粘土を握ってもらい、最も指の力がかかる部分や握られ方の検証をしたり、一日中泡を立たせ続ける実験をしたりなど、計測機器による検証だけではなく、地道な作業も行うなど日々スポンジの開発改良に取り組んでいる。

グリーナークリーンの
おすすめポイントを
教えてください

ネットタイプの製品にはネット部分にトウモロコシ由来の繊維を99%以上使用し、ネットは汚れ落とし効果を高めるため、数多くの繊維が一つにまとまる様に編んでいます。スポンジとの貼り合わせタイプの製品には不織布部分は100%リサイクル繊維を使用し、スポンジ部分は100%植物由来の素材で吸水性や吸油性のあるセルローススポンジを使用しています。いずれの製品もリサイクル素材や植物由来の素材を使用しながらも、耐久性や汚れ落とし力など、スポンジとしての性能を犠牲にすることなく、キッチンスポンジとしてのパフォーマンスを発揮できる設計をしています。
セルローススポンジは、泡立ちはあまり良くありませんが、吸水性があり乾燥も早いです。また油の吸収も良く、かつ汚れ離れがよいことが特徴なのでぜひ一度お試しいただければと思います。スポンジの泡立ちを重視される場合はPLAネットスポンジを、水切れを重視される場合はPLAメッシュネットのタイプがおすすめです。

キッチンスポンジに隠された
3つのサイエンス

❶ 「不織布」のサイエンス
不織布は様々な製法によってつくられており、この製法の違いによって物性が異なり、また使用する原料によっても特徴があります。キッチンスポンジの不織布は繊維同士がかさ高く積み重ねて作られていて、汚れを取りこみやすい様になっています。キッチンスポンジの不織布部分は「スプリング効果」と呼ばれる、ばねの様に伸び縮みして凹凸に沿うことができる特徴があるので、色々なかたちの汚れをかきとることができます。
❷ 「研磨材」のサイエンス
研磨材は紙やすりなどに使われている、削ったり、磨いたりする為の硬い粒や粉です。研磨粒子がついているタイプのキッチンスポンジは繊維に研磨粒子を接着剤でつけることで、より頑固な焦げなどの汚れまで落とせる様になっています。キッチンスポンジは研磨材のあり/なしがあり、パッケージに表記されています。
❸ 「接着剤」のサイエンス
接着剤は研磨粒子をくっつけているところにも使われますが、不織布の硬い面とウレタンスポンジの柔らかい面をくっつけるためにも使われてもいます。キッチンスポンジは毎日水や洗剤にひたされ、消毒のために90℃の熱湯にさらされることもあります。そんな過酷な環境が一か月続いてもはがれない様に接着する必要があります。
しかし、がちがちに硬く接着してしまうと、握ったり折り曲げたりできなくなってしまいます。柔らかさを持たせながら、しっかり接着するという部分にサイエンスが使われています。

キッチンスポンジの
正しい選び方と使い方

何を洗いたいか、どんな汚れを落としたいかによって合ったスポンジが変わってきます。同じ様に見えるスポンジもそれぞれ機能が違うので、パッケージの情報を見ていただき、適したものを選んでいただければと思います。
例えば、コゲがついたフライパンには研磨粒子がついた汚れ落とし力の高いスポンジ。キズをつけたくないグラスやお皿には研磨粒子がついていないスポンジなど。底に届きにくいボトルやグラスなどに適した柄付きのスポンジ・ブラシなどもあります。
使い方については、適度にスポンジに水を含ませて、台所用洗剤を推奨量つけて揉み込んで泡立てて使います。不織布(硬い面)とウレタンスポンジを貼り合わせたタイプの場合、不織布面の方が汚れ落とし力は高いので不織布面を使って汚れを落としてください。
※不織布には研磨粒子ありとなしのタイプがあるので、製品パッケージ裏面の「使い方の注意」「使えるもの」をよく読んでお使いください。

キッチンスポンジを
長く使うコツ

使用後は汚れや食材が残っていると、菌が繁殖しやすい状態になってしまうため、使うたびに、汚れと泡をしっかり落として、よく絞り、縦にして風通しの良い場所に保管してください。

やってしまいがちなNG事項
  • ◉塩素系漂白剤は使用しない ➡ 劣化の原因
  • ◉煮沸消毒はしない ➡ スポンジがへたる原因
  • ◉天日干しはしない ➡ 劣化の原因

キッチンスポンジの
交換タイミング

使用シーンによって一概には言えませんが、目安として3週間~1か月程度とお伝えしています。不織布面の毛玉や毛羽立ち、ウレタン面の変色や劣化(ボロボロになる)、においがする、ネットの破れやほつれなどが加わる、などが交換のサインの一例です。

スポンジ博士が考える
「キッチンから考える環境対策」

キッチンスポンジの開発、改良をする際、環境対策に関して、具体的にどの様な配慮をしていますか?
サイエンスで循環型経済に貢献するということを常に意識して活動を行っています。リユース・再生・リサイクル可能な素材を製品に取り入れることを検討しています。バージンプラスチック使用量削減に向けた取り組みとして、再生プラスチックや植物由来の原材料の検討などはその一例です。
キッチンスポンジの開発改良の展望は?
消費者のみなさまのサステナビリティに貢献する行動をサポートする製品を開発改良していければと思っています。またスポンジリサイクルのプログラムを始めておりますが、今後より普及していければと思っています。